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自然に優しいエネルギーは Made in Japan?

2008.03.24

皆さん、だいぶご無沙汰してしまいすみません。色々と情報を仕入れてきたので順次ご紹介できればと思います。早速ですが、昨日参加してきた環境シンポジウムのレポートをお届けします。

サッカー全日本代表監の岡田武史監督が発起人代表を務める、環境政策提言グループ「環境イニシアティブ(GEIN)」が、3月23日(日)に日比谷公会堂(東京都千代田区)でエネルギーシンポジウムを開催しました。
シンポジウムには、女優の竹下景子さんや元東京ヤクルトスワローズ監督の古田敦也さん、音楽評論家の湯川れい子さんらによる対談もあり、まじめな話の中にも笑いがあり、会場は和やかな雰囲気に包まれていました。

環境イニシアティブ シンポジウム このシンポジウムのテーマは「自然エネルギー社会への転換」。
GEIN代表の小田全宏さんをはじめ専門家の方々が、国として再生可能エネルギーの導入に高い目標数値をかかげ取り組んでいるドイツやEU諸国の動向を交えながら、これから日本が進むべき低炭素社会への取り組みについて熱く語られていました。

実は日本は、希にみる省エネ国家であり、環境先進国でもあります。太陽光などの自然エネルギーの技術、生産数、設置数は、日本が世界NO1だったんです。
そう。「だった」というところがくせ者で、ここ数年、日本は元気がない。政府補助金の打ち切りなどもあり、04年には設置数がドイツに抜かれ、生産量も昨年シャープ社からドイツのキュー・セルズ社に移ったというではないですか。ドイツなどのEU諸国で急激に再生可能エネルギーの普及が伸びてきている理由としては、自然法の整備など、国が積極的に後押ししているところが大きいと言えます。

日本にも折角、素晴らしい技術があるのに…。

そんな状況を象徴していたのが、湯川さんが対談で語られたエピソード。
「アイスランドのブルーラグーン(Blue Lagoon)という地熱を利用した温泉に行った時に、完全地熱発電の環境を見てきたんですけどね、そこで使われていたシステムはなんと『Made in Japan』だったんですよ」

7月に洞爺湖で開催されるG8サミットでは、環境が主要テーマとしてあげられていますが、 CO2及びエネルギー問題に対する日本の明確な態度が問われる時でもあります。

政策というと、少し遠い話に聞こえるかもしれませんが、皆さんは、同じ生活なら、有限で環境負荷の高いエネルギーよりも、自然に調和したエネルギーの方が素敵だと思いませんか?そんな声を市民としてあげることも、政治への参加方法の1つかもしれませんね。

地球環境イニシアティブ



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