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日立製作所がロンドンのデータセンターに冷媒自然循環方式の空調装置を納入

2010.10.29

日立ヨーロッパは、KDDIの欧州法人でデータセンター事業を展開するテレハウスヨーロッパの英国・ロンドンのデータセンターに高効率モジュール型設備を構築し、冷媒自然循環(NC)方式の空調装置を納入した。

NC方式の空調装置は、熱を吸収した冷媒が気化して上昇する力と冷却されて液化した冷媒が、重力によって下降する力を利用して冷媒を循環させる。ポンプや圧縮機が不要なため、冷却のための消費電力が大幅に削減できる。

モジュール型データセンターは、小規模なモジュールに、冷却効率が最大限になるようにIT機器や冷却装置などを配置した設備のことを指す。今回、主冷却用としてラックの扉に設置するドア型NC空調機11台と、バックアップ用のラック型NC空調機4台を導入した。従来のすえ置き型室内空調機では、1ラックあたり3~6kWまでしか冷却できなかったが、NC空調機は10kWまで冷却できるようになる。

英国では、2010年に炭素削減義務が導入され、データセンターでも省電力化が大きな課題になっている。



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