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鬼首地熱発電所の行方不明の作業員、遺体で見つかる

2010.10.19

宮城県大崎市の電源開発株式会社鬼首(おにこうべ)地熱発電所で、高温の水蒸気が大量に噴き出した事故で行方不明だった「明間ボーリング」の伊藤邦昭さん(63)が18日、土砂の中から遺体で見つかった。
地熱発電所のある鬼首(おにこうべ)一帯は、鳴子温泉郷と呼ばれる日本有数の温泉地。

伊藤さんは蒸気の噴出口から南西約100メートル付近で、土砂に埋まっていたところを発見された。周辺には噴出によって土砂が1メートル程度堆積(たいせき)しており、県警や消防などが約70人態勢で、18日午前7時半から捜索していた。
発電所では今月8日、地表に直径約1メートルの穴があき、蒸気や泥などが噴出したため、11日から伊藤さんら4人の作業員がパワーショベルを使って石で埋めていた。事故当時、伊藤さんは穴から50メートルほど離れた地点にいたが、穴から突然、熱水が噴き上げ、飛び散ってきた土砂に埋まったとみられる。


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20メートル直径の新しい噴出口ができ、重機は土砂に埋もれかなり遠くの高い木にも飛散していることから、大きな爆発が起きた考えられる。しかし、このような噴気孔ができるのは、この地域では珍しいことでない。

地熱活動が活発な場所に造られる地熱発電所は安定した再生可能エネルギーとして注目されている。しかし、一方、地熱が豊富な地域というのは、今なお地球が荒々しく活動している場所でもある。


今後、どのように安全を確保しながら自然エネルギーを利用していくのかは大きな課題である。


鬼首地熱発電所のホームページ



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