LOHASニュース
個人でも簡単にできる「カーボンオフセット」
2007.10.29
「カーボンオフセット」
最近、ニュースでもよく耳にするようになったこの言葉。
カーボンオフセットとは、自らが排出した二酸化炭素などの温室効果ガスを環境保護事業などにより相殺しようとする仕組みのこと。もっと簡単に言うと、”自分が出したゴミは、ちゃんと自分で後片付けしよう!”という活動のことなんです。
カーボンオフセットをするには主に2つの方法があり、1つは、植林などの活動に参加することで直接的にオフセットする方法。もう1つは、クリーンエネルギー事業や、京都議定書にて定められたクリーン開発メカニズム(CDM:Clean Development Mechanism)などを通じて環境事業に投資する方法です。
個人でもオフセットできるサービスやプログラムがいくつか出てきていますので、今回はこちらをご紹介したいと思います。
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■日本カーボンオフセット「個人向け排出権」
クリーン開発メカニズム(CDM)に基づいて発行される排出権を個人が購入しやすいように1トンに小口化した「個人向け排出権」が、12月上旬から発売される予定。価格は欧州の排出権の相場などを参考にしながら、1トンあたり数千円になる見込みだそうです。
また、協賛企業によるカーボンオフセット付商品の発売もされるそうで、日常の買い物の中で、カーボンオフセットに参加することもできるようになります。
関連URL:http://www.co-j.jp/
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■PEARカーボンオフセット
給油や飛行機の利用、買い物など、個人の生活から排出されるCO2量を簡単に自分で計算できるWebサイトが10月25日に公開しました。自分が排出したCO2は、カーボンオフセット権を表す「PEARポイント」を購入することで各プロジェクトの投資に割り当てられ、オフセットされるという仕組み。
関連URL:http://www.pear-carbon-offset.org/
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■カーボンオフセット年賀
来年用年賀葉書として、地球温暖化ガス削減年賀はがきが発売されています。
定価は55円で、うち5円が寄付金として、クリーン開発メカニズム(CDM)などを活用して、京都議定書で日本に義務づけられた6%のCO2削減目標達成のために役立てられます。
9月1日から各郵便局での予約がスタートしており、11月1日からはWebサイトでも購入ができるようになります。
関連URL:http://www.carbonoffset-nenga.jp/
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プロフィール
RUMI
野菜ソムリエ・ジュニアマイスター。野菜は勿論、LOHASが大好きな31歳。
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