LOHAS(ロハス)なライフスタイルを創造する生活情報雑誌






LOHASのロハスなごろべえ日記

川江農園のトマト

2009.03.25

高知からトマトが届いた。 箱には「川江農園のトマト」 と書いてある。 とにかく、コピーにとてもそそられた。 「ぼくのお父さんは銀行をやめて お母さんとトマトをつくっています。」 と、なっている。

な、な、なんだぁ。
お父さん、銀行辞めちゃったんだぁ。
きっと、相当の覚悟があったんだろうなぁ。
トマトのことも愛してるんだろうなぁ。
川江さん、どうやったら自分の農園のこと
みんなに覚えてもらえるか、
幾晩も寝ないで一生懸命考えたんだろうなぁ。

そう考えてたら、なんだか、
微笑ましい気持ちになって来た。

箱を開けると
美しく赤く光ったトマトがびっしりと、
それはまるで宝石箱を開けたような
華やかさで僕の目に飛び込んで来た。

思わずニヤッとしてしまう。
こんなトマトが美味しくない訳がない。
それどころか、ひっくり返るほど
旨いに決まっているのだ。
僕は神に対して、この僥倖に感謝した。
そして、こんな素敵なモノを手配して戴いた高知工科大のS水先生のお心遣いに再び感謝した。

そんな一瞬の出来事のうちに、
気がつけば僕の手は
ピカピカのトマトを掴んでいた。

待ちきれなくなって、
洗い立てのトマトを口に放り込んでみると
またもや至福の時に包まれた。

う、ウマイ。
銀行を辞めた価値はある。
川江さんの愛情と人柄がギュッと
凝縮されたようなそんな濃厚で、
丁寧な味のする素晴らしいトマトなのだ。

人生には、時々、思いがけない出会いがある。
川江さんのトマトは、そんな一品だ。





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