LOHAS(ロハス)なライフスタイルを創造する生活情報雑誌






LOHASのロハスなごろべえ日記

ジャカルタは何故ヒラリーを嫌ったのか?

2009.02.22

ヒラリーさんが日本の次の訪問先であるインドネシアから韓国に入った。 ヒラリーさんにとってのジャカルタ入りは 厳しい洗礼となったかも知れない。 ナゼって、オバマ大統領ゆかりの地である インドネシアなら、大歓迎される筈だったのだから・・・ なのに、歓迎ムードとは言えない 結構嫌なムードになってしまった。 何故なんだろ?

そもそもインドネシアのイスラムはかなりユルい
というのは、イスラム世界では皆の知るところだ。
だからアメリカに対する見方も違う。
中東が持つアメリカに対するイメージと
インドネシア人が持つイメージとは根本的に違うのだ。
正直なところ、自爆テロなんてことは
考えない国民性です。

で、ここでモンダイ:->

インドネシアのルピアは国際競争力の低い通貨だ。
産油国であり、資源国であるにも拘わらずね。
ちょっとヘンでしょ
(゜-゜)(。_。)

今のレートは1円=123ルピアくらいかな?
1万円を両替しようものなら、
1,230,000ルピアにもなっちゃって、もう大変。
お財布がパンパンになっちゃいます。

25年前は1円=7.5ルピアくらいだったから、
なんと15分の1になってるのだよ(O.O;)(oo;)
「アリエナ〜イ」って、叫びたくなっちゃう。

バリ島に出かけるサーファーにとっては
なんとも嬉しい話なんだけど、
その場所で暮らす人たちにとっては
とっても厳しいお話なのだ。
まるで見えない高い壁に囲まれていて
外に出ることが出来ない刑務所みたいなもの
とも言える。

だって、そうでしょ?
いくら働いても海外に行けば、
自分のお金が紙くず同然になっちゃうんだもの。
15年かけて貯めたら、
お金の価値が15分の1なんて、
「アリエナ〜イ」なのだ。
資源国なのにビンボー、
これがインドネシアの現在の姿だ。
「アジア通貨危機」を覚えてますか?
「アジア通貨危機」とは、1997年7月
タイに始まったヘッジファンドの
浴びせ売りによるアジア各国の通貨の暴落のことだ。
これでインドネシアはIMF及びアメリカに
完全にコントロールされてしまった。
その結果、貨幣価値が15分の1になってしまったとも言える。
ホントにカワイソーなのだ。
僕はこれがインドネシア人のアメリカに対する、
恨みの根源だと思っている。
国の回りに壁が巡らされているのは
何もパレスチナだけじゃないんだ。
自分たちでは取り去ることの出来ない
壁のプレッシャーが、ヒラリーさんへの
抗議行動に繋がったと僕は考えている。




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